抗VEGF硝子体注射について
抗VEGF薬治療の適応が承認されている病気は以下になります。
- 加齢黄斑変性症
- 糖尿病網膜症（糖尿病黄斑浮腫）
- 網膜静脈閉塞症
- 強度近視（病的近視）
- 未熟児網膜症
抗VEGF硝子体注射治療について
上記の病気によって黄斑とよばれるものをみる中心部に浮腫が生じた場合、視力低下をきたします。この浮腫は網膜の下から新生血管がはえてきたり、網膜の中の毛細血管から血漿成分が漏れ出したりすることによって引き起こされます。
そして、その原因となる物質がVEGF（Vascular Endothelial Growth Factor Receptor:血管内皮増殖因子）です。
抗VEGF薬治療は、このVEGFの働きを抑える薬剤を眼内に注射することで、黄斑部の浮腫を引かせる治療法です。
一度薬剤を投与しても吸収されてしまうため、複数回投与が必要になる方がいます。投与回数および投与間隔は個々人の病気の種類や視力の状態によって異なり、継続的な通院加療が必要です。
当院では抗VEGF薬として主に「ラニビスマブBS」、「アイリーア」を用いた治療を行っております。「ベオビュ」をご希望の方も対応は可能ですのでご相談ください。
気になることがございましたら、ご来院ください。
抗VEGF薬治療の注射イメージ
